本部からのお知らせ

宮崎大学 創立330記念事業 第二回記念講演会(新規)

投稿日時  2014/02/23

創立330記念事業第二回講演会が別添のとおり行われました。

「日向神話を読みなおす」というテーマで1時間半にも及ぶ講演があり、日向神話は地上に降りた天つ神、つまりニニギの誕生と降臨から始まり、初代天皇に至るお話で成り立っており、その間の様々な物語が神話として語られたものであるというお話がありました。ウミサチ、ヤマサチの有名なお話を交えながら、わかりやすく、しかもユーモアたっぷりの話しぶりでした。遠い昔のおとぎ話のように受け止めていたのですが、古事記を身近に感じるとともに、「日本人の起源や、ものの考え方、さらには、文化等の流入や定着の過程が世界の潮流の中で行われてきた。」というお話が特に興味深く、古事記は単なるおとぎ話ではなく、世界の歴史的、地理的、文化的な背景を持ったものとして理解する必要があると感心させられました。来場予定者約250名で会場はほとんど満席状態でしたが、みな熱心に耳を傾けていました。詳しくは添付資料講演者の著書をご覧ください。